全国重症心身障害児(者)を守る会の第23回九州・沖縄ブロック大会が11月10日(金)~11日(土)260名余の参加者で熊本市で開催された。今回の熊本大会はコロナ禍により2度の延期を余儀なくされ、福岡大会から5年ぶりの開催となった。
前日の9日(木)午後には、熊本大会実行委員を中心に約30名の方々が袋詰めや会場設定のため集まった。まさしく縁の下の力持ちの人たちだ。
当日(10日)実行委員は9時集合!さぁ~やっと今日の日が来た!九州各県の守る会の仲間たちが待ちに待った日だ。本松事務局長が入念に指示し担当部署の確認。ここに写っていないが既に熊本駅周辺に案内係として世話をしている人もいる。
2023年に亡くなられた重症心身障害児(者)及び101歳で亡くなられた守る会北浦雅子会長の冥福を祈り黙とうをささげた。
続いて、主催者である守る会九州沖縄ブロックブロック長(熊本県支部長も兼任)の坂田和夫さんが、来賓や参加者の皆さんへの感謝を行うと共に「この熊本大会は、人間の尊厳、いのちの尊さを発し、普通の人には出来ない人の心を変える力を持っている重症心身障害児者の可能性を探ると共に、彼らの声なき声を受け取る力を私たちが身に付ける方法等を学ぶ大会であります。」と挨拶された。
壇上に上がられた来賓は熊本市長代理一人であったが多くの来賓の方々においで頂いた。
今回は「いのち輝く障害児者の可能性とは」をメインテーマに多方面からの講演やサプライズが用意されていた。
びわこ学園医療福祉センター草津施設長の口分田政夫氏は「出会いとつながりの中で、輝く『いのち』の可能性。
「NPO法人ソナエトコ」理事長の宮川さんは「安心をそなえる~家族のタイムマシン」をテーマに、情報・もの・行動をキーワードに、まさかの時安心できる備えとして「家族のタイムライン」を作成しましょう、と訴えられた。
翌日・2日目は「親の会報告」として社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会常務理事の茶園さんが、「重症児者の在宅生活と施設入所」について話された。
続いて、世界でただ一人寝たきり芸人・あそドックさんのトークライブた。
途中でくまモンの飛び入りと言うサプライズもあり、会場はてんやわんや。
そして最後に、元熊本県知事潮谷義子さんが「障がい児者との出会い」について特別講演が行われ、会場は静かに聞き入った。
みんなが親しく交流を深めるのは何と言って「懇談会」
アトラクションとして、「やうちブラザーズショー」や「小川 純ものまねショー」が行われ大喝采を受けた。